井上奈奈 (著)
あかね書房
2018年4月 出版 25.5 x 18.2 x 1 cm
ちょうちょうがはばたいたら、くまが目をさまし、驚いてかえるが川にとびこみ、食事の邪魔をされた魚は逃げだし、釣りをしていた少年はあきらめて帰り、少年に出くわした子うまは木にぶつかり……。
小さな動きが、だんだん大きな出来事を引き起こしていく、「バタフライ効果」から、蝶の一生のうち一番幸せな一日を描いた絵本。
ページはすべてひとつながりになっていて、文章は蝶の飛翔の軌跡に載せている絵巻物のような絵本。
井上奈奈
京都府舞鶴生まれ、東京都在住。猫と活字をこよなく愛する画家・アーティスト。16歳のとき、単身アメリカへ留学、美術を学ぶ。女性や動物をモチーフに物語性を感じる絵画を制作。NYや上海など国内外の個展やアートフェアで作品発表する傍ら、ワークショップやミュージシャン・建築家など多様なクリエーターとのコラボレーションを展開している。2014年、絵本「さいごのぞう」出版。