デレク・ジャーマン (著), ハワード・スーリー (写真), 山内 朋樹 (翻訳)
創元社
映像作家デレク・ジャーマンの詩的でクィアな庭づくり
〈庭の生と死が、いつしか「ぼく」の生と死を映し出す——〉
1994年、AIDSでこの世を去った映像作家のデレク・ジャーマン。
彼は晩年、イギリス南東部の最果ての岬、原子力発電所にほど近いダンジネスに移り住む。
死の直前まで慈しみ育て続けたプロスペクト・コテージの庭は、いつしか彼の生と死を映し出し——。
写真家ハワード・スーリーの美しい写真とともに綴られる、ジャーマンの穏やかな日々と秘められた激情。
庭や植物、友人たちや恋人たち、自身の病と死について——
生前最後のエッセイを、美学者であり庭師でもある訳者によって、ついに新訳復刊!
※植物リスト付