福島市発行の小冊子「板木」
福島で伝える温故知新
福島で行われてきた年中行事や民族資料(民具)について、わかりやすく説明します。
第三号の特集は「冬から春へ 節分」
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季刊紙
私たちが伝えたい文化は日常のなかにあります。
当たり前のようにそこにあるので、なかなか気付けませんでした。
東日本大震災以降、多くの建物が解体されるようになり、文化課には「蔵を壊す前に中にあるものを見てほしい」という電話が寄せられるようになりました。蔵の中にしまわれている道具には、生活を支えた痕があり、先人の知恵がつまっています。
グローバル化と高齢化により、地域に残っていた文化が建物と一緒になくなりつつあります。
普段の暮らしが楽しくなる方法を年中行事から学んでみませんか。
一人でも多くの方がこの本を手にし、四季のある暮らしを楽しんでくれることを期待します。
第三号の特集は「冬から春へ 節分」と題し、身近だけど意外と知らない「節分」にまつわるあれこれを、スタッフが総力を結集し「板木」風にお伝えしています。
「節分」
自然の営みと共にある、祈りの暮らしを感じて頂けるのではないかと思います。
板木とは
福島で昔使われていた伝達手段の道具を「バンギ(板木)」と言いました。時刻や集合を伝える際に鳴らされていたそうです。この雑誌を通し、昔ながらの大切な事を伝えていけたらと思っています。