著者:オバケ研究所
編集:永岡綾、竹下ひかり(ブルーシープ)
編集補佐:岸田安見、大内花梨、草刈千優(ブルーシープ)
アートディレクター:田唯(Allright Graphics)、齋藤拓実(rough)
デザインコーディネーター:田舞(Allright Graphics)
ブックデザイン:関上麻衣子、齋藤拓実(rough)、山田智美(Allright Graphics)、王睿宇(Company2)
研究所ロゴ:平山昌尚
撮影:鈴木陽介
印刷・製本:株式会社アイワード
発行:BlueSheep
仕様:A5、228ページ、並製
「オバケとは何だろう?」
それは、途方もない問いです。オバケを確かに見たぞ、と声高に主張する人もいれば、オバケのようなものを見たのだが……と心許なげに囁く人もいます。古くから世界各地でその姿を絵画に写され、近年では文学、漫画、映画等々にさまざまなかたちで登場するオバケ。
そうして広く人々の知るところとなったオバケは、いまなお日々増殖しつづけているかのようです。暗がりや人気のない場所に、オバケの気配が。一陣の風や揺れる水面に、オバケの痕跡が。正体不明のオバケの存在を、人は感じ取ります。なぜなら、人はオバケが大好きだから!
本書は、2024年7月13日(土)よりPLAY! MUSEUMから巡回する「オバケ?」展の公式図録です。日本で初めて設立された「オバケ研究所」が、各界の第一線で活躍する「オバケ研究員」たちの研究成果をまとめました。
オバケとは何だろう?——この難題に正面から答えることはあえてせず、ただひたすらにオバケを楽しむための一冊。オバケの詩、絵画、絵本、漫画、文学、落語、写真、映画、音楽……さまざまな世界を賑わすおかしみに満ちたオバケたちが、読者のもとへ泣きっ面と笑顔を運びます。