特集 しずかな生活
2015年12月16日販売
180mm×128mm
発行人/中島恵雄
編集人/西尾勝彦
図案人/梅田唯史
販売元/ブックロア
「八月の水」という雑誌を作ることにしました。
きっかけは、東北大震災と、その後の混乱でした。
これから、どんな時代になるのだろう、と不安になりました。
でも、しばらくすると、
これからは、こんな時代になってほしいと願う方がよい、
と考え方が変わってきました。
そして僕は、直感的に、
「旅人」と「詩人」が見直されるような時代になってほしい、
と思ったのです。
目先の利益ではなく、
はるか遠くを見つめる「旅人」と「詩人」の存在が、
今後、重みを持つはずと思ったのです。
彼らのまなざしの強さ、そして優しさによって、
少しでも時代がおだやかになればと希望しています。
僕にとって「八月の水」は、
ありありあと実在しています。
その水源には、
いつも快い風が吹いています。
2012年7月
西尾勝彦
<小特集 しずかな生活>
ハイビスカス/玉井恵美子
見てただけ/山下賢二
団地/大西正人
しずけさとふしぎ/西尾勝彦
虹の丘で/石橋歩
ハワイの気持ち/梅田唯史
海があれば迷わない/村椿菜文
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<紀行文>
K鉱泉/大西正人
バルカン超貧窮/智林椰子生
杏仁豆腐/中島恵雄
世乞い/ほんまわか
<詩>
工事/時々 遠い空も見ている 新山謙太郎
ターコイズの約束 玉井恵美子
すきなひと/ふゆのまど 石橋歩
半笑い/のほんん製作所1/無意識 西尾勝彦
そこにいたのはかぞく/死んだ時/ いつかのいつもの朝 山下賢二