吉原 毅 (著), 平澤一平 (イラスト)
クレヨンハウス
20.4 x 14.6 x 0.6 cm
「脱原発のために、一人ひとりが考え、行動してほしい」。福島原発事故以来、闘病しながらも、記者会見に通い、東電や政府の情報隠ぺいや誤りを追求し続けた著者の痛切な思いが込められた1冊。2012年4月14日の講演をまとめたもの。
原発事故に関して、マスメディアが権力をチェックするという機能をはたせなかったのはなぜか。正確な情報を得て判断するという、民主主義の最低条件であることができないのはなぜか。原発事故の報道から見えてくるのは、「主権在民」ではなく「主権在官」である日本の現状。脱原発のために、必要なものとは……。