池田扶美代 (著), 伊東豊雄 (著), 凶区編集部 (編集)
BOOK PEAK
A5版変型版
「凶区」第二号
特集:池田扶美代(ダンサー)、伊東豊雄(建築家)
「凶区」は、芸術に対する言葉の在り方、ひいては芸術と人間との関係を根底から問い直すことを目的とした雑誌です。
ごく限られた人しかアクセスしてこなかった芸術批評というジャンルをより開かれたものとするために、従来とは異なるボキャブラリーで芸術を語ることや、芸術と名指されないもの も芸術でありえることを明かすことを試みながら、芸術の魅力を引き出していきます。
第二号では、池田扶美代(ダンサー)と伊東豊雄(建築家)を特集。キャリアの原点から今日に至るまでの過程を踏まえつつ、両者の制作の深奥に触れるインタビューを掲載しています。また、福永信(小説家)や保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員)に加えて、今号より 新たに五木田智央(画家)と田坂博子(東京都写真美術館学芸員)の連載もスタートしました。
コンテンツ
特集 池田扶美代
池田扶美代インタビュー
色々なところに逃げていけるように、色々なところに戻ってこれるように
池田扶美代の「in pieces」とワークショップ 鈴木俊晴
特集 伊東豊雄
伊東豊雄インタビュー 建築、自由を獲得するために、協働性とともに
伊東豊雄インタヴューあとがき 保坂健二朗
連載
時評 映像と映画をめぐる「実験」の考察
三宅 唱『Playback』について 田坂博子
時評 今なぜ私たちにアール・ブリュットが必要なのか 保坂健二朗
五木田智央のウェザーリポート
西凶区からの手紙 福永 信
著者について
池田扶美代 いけだふみよ
1962年大阪府生まれ。ダンサー。
1979年、モーリス・ベジャールのムードラに入学。
同校でアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルと出会い、1983年に共にローザスを結成。
以来、ほぼ全ての作品の創作に携わり、出演もする。
伊東豊雄 いとうとよお
1941年京城市(現ソウル市)生まれ。建築家。伊東豊雄建築設計事務所代表。