苗族刺繍博物館 (著)
大福書林 出版
24.7 x 18.8 x 1.7 cm
中国西南部に暮らす少数民族、ミャオ族。 文字を持たないミャオ族は、歌で民族の物語を伝え、刺繍で神々や生活を描いてきた。 その刺繍は、芸術的なセンスと、卓抜な技術で知られる。 綿花や麻の栽培・糸つむぎから装飾まで、一着を仕上げるのに何年も費やすことも珍しくない。 世にも美しい刺繍は、王侯・貴族のためではなく、庶民のためのものであり、身近な人を守る魔除けであった。 芸術にまで昇華した貴州省のミャオ族による刺繍をあますことなく伝えるビジュアル書。
苗族刺繍博物館は、愛知県常滑市にある私設の博物館。佐藤瑞代氏と佐藤雅彦氏が1996年から20年間にわたり蒐集したミャオ族を含む中国西南部の少数民族の衣服・生活用品は、1000点以上にのぼる。完全予約制で一般公開されている。http://miao-japan.com