BMC(著)
大福書林 出版
160ページ A5判ハードカバー
カラー
日本初の国際会議場にして、モダニズム建築の傑作。この不思議な逆台形と台形を組み合わせた複雑な構造体が、高度経済成長期の過剰な情熱によって完成した世紀の大建築であることは、あまり知られていない。大谷幸夫が、戦後の公開コンペで最優秀作品に選ばれ、亡くなるまで生涯かかわり続けた胸はずむ大空間を西岡潔の美しい写真と、BMCの独特な視点で堪能できる豪華保存版の写真集。全工事費の1%を芸術との協同に充てられた空間には、剣持勇の家具が、会館の複雑な空間の中に散りばめられ、訪れるたびに新たな発見がある。関係者へのインタビューをまじえ、その魅力をあますところなく紹介。BMCの活動10周年を記念して企画制作された「別ビル」。