文: トーベ・ヤンソン
写真: ウーロフ・ペル・ヤンソン
訳: 渡部翠
出版社:講談社
21.2 x 18.8 x 1 cm ハードカバー
ある秋の夜。ムーミン屋敷にしのびこむ黒いかげ。事件のにおいをかぎつけたちびのミイとムーミントロールが、ムーミン屋敷を大探索。スクルッタおじさん、ミニ、クニット、スクルット、トフト、スナフキン、ティーティ・ウー、ミーサ、ホムサ、スノークのおじょうさん、トゥーティッキ、ママ、パパ……屋敷にいたみんなが台所に集まったとき、なにかが起こる……! トーベ・ヤンソンが自ら手がけた数少ない絵本のひとつであり、唯一の写真絵本である作品の日本語版がついに刊行。トーベが友人であるトゥーリッキたちとともに、ムーミンら登場キャラクターの人形はもちろん、ムーミン屋敷やその家具まで手ずから3年がかりで作り上げたものを、弟であるペル・ウーロフが撮影したもの。そのムーミン屋敷のドールハウスは、フィンランド・タンペレにあるムーミン谷博物館で展示され、その精巧さに長年人気を博しています。トーベが制作した唯一の写真絵本という意味でも、彼女の生誕100年の記念イヤーである2014年を彩る一冊となるでしょう。