角幡 唯介 (著), 阿部 海太 (イラスト)
岩崎書店
探検家・角幡唯介、極限の地で命をいただく
「はらがへった……。どこかにえものになるどうぶつはいないか」
極限の地で出会ったのは、ジャコウウシの群れだった。
探検家・角幡唯介の実体験を阿部海太が大胆に絵本化。
死をめぐる絵本「闇は光の母」シリーズ
谷川俊太郎さんによる推薦文
死を重々しく考えたくない、かと言って軽々しく考えたくもない、
というのが私の立場です。
死をめぐる哲学的な言葉、死をめぐる宗教的な言葉、
果ては死をめぐる商業的な言葉までが
氾濫している現代日本の中で、
死をめぐる文と絵による絵本は
どんな形でなら成立するのか、
この野心的な企画はそれ自体で、
より深く 死を見つめることで、
より良く生きる道を探る試みです。
谷川俊太郎