2013年 B6判 P36 中綴じ製本
発行 古本斑猫軒
泉鏡花の小説『草迷宮』作中の描写や構成など、テクストに込められた“迷宮的”仕掛けを、各場面ごとに読み解く試み。
目次:
プロローグ
茶店の老女が修行中の小次郎法師に語る話
(傘職人の夫婦/嘉吉の顛末①・②/珠と唄/不吉な遊びする子供たち/「黒門」の屋敷の悲劇)
宰八老人が黒門屋敷の道すがら語った話
(旅の青年が手毬を拾う)
黒門の屋敷で青年・葉越明が語った話
(黒門屋敷の怪異/手毬唄を探す旅)
黒門屋敷の魔物の話
(当夜の怪事/秋谷悪左衛門、罷り出る/物語の終わり)