平田和宏 (著)
Mo-Green出版
サイズ 232 × 164 ×20 ミリ
毎週日本全国の神社やお寺など、どこかで必ずと言っていいほど行なわれている骨董市や蚤の市。そこかしこから、笑いが込み上げてくる商談や散歩がてらの立ち話、そして粋な大人の雑談なんかが聞こえてくる。 そう、骨董市は素敵な大人の遊び場なのだ。 近年外国人にも大変注目されている骨董市は、また、日本の文化や歴史を見直そうとする若者たちの間でも静かなブームを迎えようとしている。 ファッションデザイナーである著者の平田氏は、10数年にわたって骨董市を見続け、自分の洋服作りにおいて骨董市から学んだことは大きいと言う。この写真集は、平田氏の骨董市への尊敬の念を表すと同時に、若者たちの新しい興味への冒険の背中を押すような、そんな存在になってほしいと思っている。 骨董市こそが、今新しいと感じられる写真集だ。
平田和宏
1972年岡山県生まれ。KAPITALデザイナー。ジーンズの縫製工場だった実家で、 日本のジーンズの技術や加工・縫製を身近に体験する。上京しデザインを学んだのち渡米し、画を学ぶ。2001年からKAPITALのデザインを手がけ、現在に至る。彼のユニークな発想と、隅々までいき渡る斬新なクリエイティブ、そして何より洋服への愛情が独自の世界観を確立している。2010年、新ブランド『KOUNTRY』をスタート。著書にヴィンテージバンダナの面白さをまとめた 『ELEPHANT BRAND』、『ELEPHANT BRAND 2』(ともにモーグリーン刊)がある。
