書名/『不肖の娘でも』
●著者/井川直子 ●発行/リトルドロップス
●仕様/A5判、160ページ
●装丁/菅 渉宇
「お母さんごめんね、娘は、私の人生を歩くよ」
東京で書き手になった娘と、認知症を患う秋田の母。介護さえできない娘は、母への文章を書こうと思った。書き終わると、そこにはひとりの女性の一生があり、その人に育てられた自分がいた――。
心の片隅で母を想う、自称・不肖の娘や息子たちへ。この小さな話が、息継ぎのようになれたなら幸いです。
フリーランスのライター、井川直子さんの認知症の母と向き合った記録なのですが、誰にでも訪れる、親の問題。自分と向き合い書かれた文章にひきこまれます。