エーリヒ・ケストナー (著), 酒寄 進一 (翻訳), スヴェン・ハヌシェク (編集), ウルリヒ・フォン・ビューロー (編集), ジルケ・ベッカー (編集)
A5 ・ 上製 ・ カバー ・ 350頁
岩波書店
「決めたぞ。戦時下の日常で起きた重要なことを、きょうからひとつひとつ書き残すことにする。」(一九四一年一月十六日)――戦時下に密かにつづられた日記。第三帝国の下劣さ、馬鹿らしさを批判し、空襲や迫害など戦争の中の日常を鋭い観察眼で描いたこの記録から、今わたしたちは何を読み取ることができるだろうか。
目 次
一九四一年の日記
一九四三年の日記
一九四五年の日記
編者解説……………スヴェン・ハヌシェク
テキストの成立史とこのエディションについて……………ウルリヒ・フォン・ビューロー
訳者あとがき
参考文献
人名索引