佐藤 清隆 文 / junaida 絵
ページ数 : 44ページ
サイズ : 24×18cm
福音館書店
口の中でトロッととけて、おいしさが広がるチョコレート。
その秘密をとく鍵は、カカオの不思議な性質にありました。
しかしその性質ゆえに、チョコレートが生まれるまでには長い歴史がありました。
実は、人類が熱帯でカカオに出会ってから、寒いヨーロッパでチョコレートを作り上げるまでには、一万年近い時間がかかっています。
これほどの長い時間をかけて食べ方が大きく変わっていった食べ物は、ほかに見当たりません。
ひと粒のチョコレートに (福音館の単行本)
佐藤 清隆 (著), junaida (イラスト)
カカオの実がチョコレートになるまでには、自然と人間のさまざまな営みが深くかかわっています。
熱帯の微生物や動物、カカオの油を使っておいしいチョコレートを作りあげていった人々の工夫や努力。そこには科学と歴史がつまっています。
チョコレートを食べながら、その奥深い世界も味わってみませんか?
チョコレートのパッケージのような遊び心いっぱいのブックデザインにも注目です。