クラウス・コルドン (著), 酒寄 進一 (翻訳)
岩波書店
17.2 x 12.2 x 1.7 cm
20世紀前半のベルリンを舞台に、時代の転換期を労働者一家の目線で描く〈ベルリン〉3部作。
戦後ドイツ児童文学を代表する作家、クラウス・コルドンの代表作。
1918年冬、ドイツ帝国下のベルリン。貧しいヴェディング地区のなかでもとくに貧しいものが暮らすアッカー通り37番地。4年前にはじまった戦争はまだ終わらず、貧しい労働者一家の息子、ヘレはいつもお腹を空かせていた。だが水兵の反乱をきっかけにして、とうとうベルリンでも平和と自由を求めるデモがはじまり……。
第1次世界大戦の終結と皇帝の退位、そして革命のその後の顛末を、13歳の少年ヘレの視点で描く第一作。