著者 西尾勝彦
発行所 七月堂
発行日 2025年1月23日
145mm×140mm 84ページ
『あわいのひと』というタイトルのこの詩集は、一篇の詩としても、物語としても楽しんでいただける一冊となりました。
日ごろの緊張から解き放たれて、ホッと息をつき、力をぬいて安心できる場所。
それは、この世界のほんの少しだけずれた隣りの部屋にあるのかもしれません。
いえ、本当は、この世界にあるのかもしれません。
穏やかであたたかいものをひとつでも多く。
そんな願いをこめてお届けいたします。
(七月堂HPより)
いずれ
わたしは
いなくなるのです
このうつくしい世界から
きえさってしまうのです
その前にできることは
あたたかいものたちを
こしらえることなのです
『あわいのひと』より