著者:岸 徹 仕様:四六判 上製本
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1,980円 (税込)
ケーテ・コルヴィッツの版画「織工の蜂起」と「農民戦争」、ゴヤの「戦争の惨禍」を紹介しながら、版画に描かれた近代の民衆、農民のリアルな姿を考察。また、ムソルギスキーの音楽に登場する民衆、農民の姿の温かい描かれ方やロシアの反戦画家ヴェレシチャーギンの絵を紹介。 さらに、80年前の「大恐慌」下のアメリカの農民一家を描いたスタインベック『怒りの葡萄』を取り上げ、現代日本の社会と民衆の姿を鋭く抉りだす。