酒井駒子 著
出版社 福音館書店
サイズ 22.6 x 20.3 x 0.8 cm
ちょうちょをおいかけているうちに、背の高い草にかこまれてしまった女の子。
気がつけばどっちをむいても草ばかり。ちょうちょはもう見えません。どうしよう……。
動こうとすると、葉っぱがピシッとほっぺたをぶちます。女の子は泣きたくなって、じっと目をつぶります。
すると……。
みなさんは「くさはら」というと、どんなイメージが浮かぶでしょうか。
草花あそびに虫とり、またはピクニックでおべんとうを食べたり、ねっころがったり、でしょうか?
しかし、「くさはら」は、いつもそんなふうに優しく迎えてくれるとはかぎりません。
とても猛々しい顔ももっているのです。ジャングルのような「くさはら」のなかで、女の子はいったい何に出会うのでしょう。