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牧野日本植物圖鑑 オリジナル普及版

牧野富太郎 (著)

三四郎書館

14.8 x 4 x 21 cm こちらの商品は宅配便での発送になるため送料550円かかります。ご了承ください。 ※現在在庫切れのため、若干の納期がかかります。

牧野日本植物圖鑑 オリジナル普及版

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本書は、昭和18年に北隆館から刊行された牧野富太郎の『牧野日本植物圖鑑』初版(3刷)の復刻版です。当時の版型と同じA5判の版面のまま復刻し、オリジナル版の雰囲気をそのまま楽しめます。現在、『牧野日本植物圖鑑』のオリジナル版は縮刷版しか新刊になく、本書は、牧野富太郎に関心のある読者が気軽に手にとれる「普及版」を目指しました。製本を並製のソフトカバー(4色)造本とし、厚さ(40ミリ)と重量(1100グラム)を抑え、低価格を実現しました。本図鑑は、牧野植物学の集大成ともいえる図鑑であり、総収録種数は、日本に産する固有種を広く網羅するとともに、外国産の日本に植栽される植物及び日本に渡来し自生する植物も含む「3206種」を掲載します。併せて、近似種や亜種など、文中に解説した種を含めると、実に「3500種」以上の植物を網羅し、1冊の植物図鑑としては日本最大の植物図鑑です。新しい植物図鑑では味わうことのできない牧野の精密な線画と滋味溢れる漢文崩し調の解説を楽しめます。版面のクオリティーもスキャニング技術、印刷技術の進展によって高品質な復元に成功し、自信をもってお奨めできる水準に達しました。牧野富太郎が作り上げた「永続する愉(たの)しみの世界」をそのままパッケージ化した「オリジナル普及版」の登場です!

牧野富太郎
1862年(文久2年)土佐国佐川村(現、高知県高岡郡佐川町)の裕福な商家と酒造業を営む家に生まれた。三歳で父を、五歳で母を失い、祖母に育てられる。幼少の頃から植物に強い関心を示す。小学校を2年で中退し、好きな植物採取に熱中する。19歳の時、初めて上京し、博覧会を見る一方、書籍や顕微鏡を購入。22歳の時(明治17年)に再び上京し、帝国大学理科大学(現、東京大学理学部)植物学教室に出入りし、文献・資料等の使用を許可された。自ら創刊に関わった「植物学雑誌」に新種ヤマトグサを発表し、日本人として初めて新種に学名をつけた。31歳(明治26年)の時、帝国理科大学嘱託となり、臨時雇用を経て助手になる。50歳(明治45年)で講師となり、77歳で東京大学を辞任するまで講師を務めた。94年間の生涯で収集した標本は40万枚に及び、新種を初め1500種以上の植物に命名し「日本植物分類学の父」と呼ばれる。その主著『牧野日本植物図鑑』は、現在まで改定を重ね、時代を超えて、研究者や愛好家の必携の書となっている。

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