著者:石亀泰郎
デザイン :櫻井久
版型:新書判上製
頁数:120頁
著者の石亀泰郎さんは、なんといっても、傑作写真絵本『イエペは ぼうしが だいすき』(文化出版局)によって知られています。
石亀さんはたくさんの写真集を出されていますが、それ以外にも、うちの書棚にある本でいうと、
函入の『定本 育児の百科』(松田道雄著・岩波書店)や、『詩の世界』(高田敏子著・ポプラ社)などにも、すばらしい子どもたちの写真を寄せています。
石亀さんはデビューからずっと、一貫して、子どもたちの写真を撮ってきたのです。
今回弊社が復刊するのは、そのデビュー作。オリジナル版は1965年に「こども部屋社」
という出版社から刊行されています。
『ふたりっ子バンザイ』は若き日の石亀さんがふたりの息子たちを写した、数年間の記録です。
昭和の小さな家のなかで、子どもたちは笑い、泣き、遊びます。
そしてページをめくっていくと、少しずつ、成長していきます。
下の子が幼稚園に通いはじめるシーンを見ると、胸があつくなります。