著者:山下賢二
写真:三島宏之
デザイン :櫻井久、中川あゆみ(櫻井事務所)
版型:四六判並製
頁数:288頁
京都の、みなに愛された本屋さんの本です。
2004年、京都市左京区北白川にオープンし、
2015年2月に店を閉じるまで、ずっと、ガケ書房は、
どの本屋さんにも似ていない、オリジナルな本屋さんで
あり続けました。
そうした本屋さんは、どういうふうにして、出来上がったのか。
店主は、なにを考え、どのように試行錯誤したのか。
『ガケ書房の頃』は、その店主による、赤裸々な書店論であり、
エッセイ集です。
なにも持っていなかった若者が、90年代、ゼロ年代を、
ときに唐突に、ときに楽観的に、ときに歯を食いしばりながら、
駆け抜けた、時代の記録。
本屋さんの青春期。
いしいしんじさん、友部正人さん、小沢健二さんなど、
ガケ書房を愛した人たちも、重要な役回りで出てきます。
「ガケ書房」は、現在、同じ左京区に「ホホホ座」という名前で、
移転・改名して、営業を続けています。
カラーページも16ページ、ついています。
夏葉社HPより