古書店主とお客さんによる古本入門
山本善行、清水裕也著
古本を知らなかった青年が古本マニアになるまでの記録。
夏葉社出版
新書判／ソフトカバー
社会人であった関西在住の堅気の青年は、自分を変えたくて、読書をしようと思いつく。
新刊書店で村上春樹や福岡伸一の本を買って読んでも生活に変化はなかったが、ある日、古本屋さんで「漱石全集」を買い、そこから人生が激変する。次々にほしい本が出てきて、古本屋さんへ通う日々。いつしか人生は古本が中心になっていった……。
本書は、京都の古書店「善行堂」店主の山本善行さんと、その常連さんである清水裕也さんが対談形式によって、「どういうふうにして古本にはまっていったか」を説き明かした本です。笑いと、薀蓄と、古本に対する汲めども尽きぬ愛情。どういう順番で買っていけば、４年でこんなにも古本マニアになるのか。青年が本を買っていったかがわかる写真と通し番号つきです。
読めば、いますぐ古本屋さんに行きたくなります。装画は武藤良子さん。新書版の小さな古本入門です。
