著者:野田凉美
出版:青幻舎
翻訳者:宮川アリサ
デザイン:本田みのり
判型:A4変
総頁:89頁
製本:ドイツ装
世界中に溢れる廃棄物で編む・つなぐ
現代美術作家、初の作品集!
野田さんから送られてくるものを見ていて「日本人には珍しく(というか日本人にはめったにいない)アートの似合う人だな」と思います。
作られているものが自然だし訴えかけてくるものがあります。素敵です。
—脇坂克二(元マリメッコデザイナー、SOU・SOUテキスタイルデザイナー)
野田凉美は、1980年代より京都を拠点に活動する現代美術作家。商品タグ、薬のプラスチックパッケージ、紋紙など廃棄される工業資材や消耗品を、貴重な伝統技術で作られた漆糸、金箔、西陣織などと共に用いて作品を制作する。
野田は、手編みやステッチなどの一般的な技法によって、手工芸・アート・プロダクト…それぞれの領域を軽々と越える。独自の視点で生み出された作品は、ポップでシニカルでカワイイ。野田がつむぐ作品と文章には、毎日を生き抜くためのヒントが多く隠されている。
野田凉美(のだ・すずみ)
大阪生まれ。京都市立芸術大学特任教授(2017〜22年)。京都造形大学(現・京都芸術大学)特任教授(2012〜17年)。川島テキスタイルスクールディレクター(2006〜17年)を経て、アドバイザー(2017〜現在)。
GALERRYGALLERY、ギャラリーマロニエ他、イギリス、スウェーデン、イタリア、オーストラリアなど国内外で作品を多数発表。