ルーシー・リーの陶磁器たち
エマニュエル クーパー (著), Emmanuel Cooper (原著), 刈茅 由美 (翻訳)
ブルース・インターアクションズ
サイズ 254x 178ミリ
白いエプロン、白い服、白いスニーカーで美しい作品をつくりつづけた
陶芸家ルーシーの伝記&作品・レシピ集。
「作家ルーシー・リー。作品はその人そのものである。静かで美しい。
まるで海の底に佇む生物のようだ。いちずに瞬間を見つめること。
そしてそれを続けていくこと。
その力強さとしなやかさは何処にあるのだろう。」(太宰久美子/陶芸家・スイル窯主宰)
ルーシー・リー(1902-1995)
陶芸家。ウィーン生まれ。1938年イギリスに移住後、生涯を過ごす。
その作品はシンプルな佇まいをもちつつも、高度な技術と粘り強い試行錯誤をにより
編みだされた斬新な手法によって、色合い、陶肌、フォルム...
すべてに一目でルーシ独自の美意識が吹き込まれ、唯一無二の輝きを放っています。
ルーシー・リーは時代に先んじた作品を作り出し、自分の考えを曲げることなく、
ひたむきに生きぬきました。
その人生と飛びぬけた先見性は大いなる力を持ち、今もなお現代の陶芸家たちの
創作意欲をかきたて続けています。