Quentin Sirjacq
レーベル SCHOLE
各楽曲から美しい景色をいくつも感じることのできる、展開の巧さが光る作品
1 Variations
2 Carol
3 Dance
4 Will you be there
5 Organum
6 Companion
7 Harmonium
8 Choral
「Companion」 はQuentin Sirjacqによる、Schole との合作で4枚目となるソロアルバムです。ピアノを中心としてマリンバやヴィブラフォン、グロッケンシュピールやシンセサイザーなどをゲストとして迎えている、2016年リリースの「Far islands and Near Places」に続く作品です。
この新作では、従来のピアノの美しいメロディーと繊細なハーモニーがありつつも、オーケストレーションの変化と共に曲の構造を変化させていく、Sirjacqが挑戦した新しい要素を楽しむ事ができます。
1つ1つの楽曲は1箇所から別の場所へ旅をするような感覚をもたらし、ゆっくりと進行する中で様々な影響を受けあって展開していきます。
ガムラン、アフリカン・ポリリズム、ネオクラシック、フリージャズ、エレクトロニックミュージック、映画音楽などの要素がこの作品内で見事に折り重なります。
様々な音楽的発想やテクニックで構想されているこのアルバムは、非常にユニークでありながら、シンプルさと美しさを合わせ持った作品となっています。
今作においてSirjacqは、昨年の宇多田ヒカルのツアーでバンドメンバーとして来日していた、Vincent Taurellや、フランスで活躍する素晴らしい音楽家のJulien Loutelier、Arnaud LassusやSteve Argüellesをゲストミュージシャンとして迎えています。
BIO
2010年にリリースされた1stアルバム"La Chambre Claire"以降、ソロピアニストとして定期的に日本でツアーを行いつつScholeより2枚のソロアルバムをリリースする(Piano Memories、Far Islands & Near Places)。また、演劇作品やダンス、ラジオ劇、特に映画音楽の作曲家としても精力的に活動している。
フランス印象派とクラシックミュージックをルーツに持ち、エモーショナルなピアノのタッチに、現代音楽やアメリカンミニマリズム、ジャズやエレクトロニックミュージックを見事に融合させた作品は世界中から好評を得ている。
近年では、Dakota Suite (Chris Hooson)と共演も多く、作品制作も共にしている。また、Meredith Monk, Fred Frith, Shazad Ismaily, William Winantなどとも共演している。