限定生産盤 CD
Schole Records が誇る唯一無二のストリーテラー の傑作アルバム
レーベル SCHOLE
「Jochen Tiberius Koch (ヨッヘン・ティベリウス・コッホ)」がおくる、栄華を極めたホテルの歴史をなぞる物語。
彼の音楽は、ホテル「Astoria」が体験する戦争や空襲、国の分断、または統一の経験が見事に描かれており、全てを失った事で差し込む一筋の光を私たちに感じさせてくれます。
今作は2018年に Schole Records よりデビューしたドイツ人音楽家、Jochen Tiberius Koch (ヨッヘン・ティベリウス・コッホ) の2ndフルアルバム。
前作は、アメリカノンフィクション文学の最高傑作「Walden-森の生活」から着想を得て制作された作品でしたが、今作も同様にコンセプチュアルな面を持っている作品です。
本作は1915年にドイツのライプツィヒに建造されたホテル「Astoria」の歴史をなぞる様に物語が進行していく構成になっています。戦争や空襲によって崩壊した建物が見事に改装され、国内で最も美しいと称されるまでになり、国の分断または統一や政治の影響を受けつつホテルが閉館するまでのストーリーを音楽とCDに封入されているブックレットから知ることができます。
クラシックな楽器のサウンドを用いて作品を構成していた前作と比べると、エレクトロニカの要素が足された印象を受けますが、語られる言葉の選択、並べ方や要所で使われるシンガーから感じられる徹底した世界観の構築は唯一無二のもので、このホテルの歴史を知らなかった人にも伝わる美意識がここにあるでしょう。