鈴木要と中家紘一によるSound / Visualプロジェクト「akisai」の3rdアルバム
レーベル SCHOLE
鈴木要と中家紘一によるSound / Visualプロジェクト「akisai」の3rdアルバムを発表します。
CDには映像作品「re:consideration」へのリンクが表記されたシートが封入されており、映像と音楽の親和性を意識して制作された本作の全容を楽しむことができます。
音楽の面では前作同様、エレクトロニカにアンビエントかつアコースティックな要素を盛り込んだ作品となっておりますが、今作では、ギター・ピアノ・フルート等、鈴木自身の演奏で構成される楽曲がこれまで以上に多く、マルチな演奏家としての側面も垣間見えます。
アルバム後半に進むにつれ、オリエンタルでポップな雰囲気が漂ってくる作品ですが、特典の映像作品の中ではミニマルミュージックや心地よいアンビエントミュージックのテイストを取り込んだ楽曲も存在しており、これまで以上にバラエティに富んだ作品に仕上がりました。
映像作品は都市に住まう人にとっての、非日常的な環境とその情景が変化していく時間の旅をシンプルに捉えた作品です。
観る者の記憶や経験、感情によってそれぞれ異なる境界線の透過性を高めていき、多種多様な感覚に美しい形態や音響を伝達しながら幻想的な世界を紡いでいきます。
音楽と映像を通して自身の感覚が旅をして色を変え、穏やかに、そしてスムーズに日常へと還元される、そんなサイクルを描いたかのような作品が完成しました。