今回も洋書の買取りを遠方の方から依頼されました。英語の本ももちろんあるのですが、今回はフランス語と、ヘブライ語!。
フランス語はまだしも、ヘブライ語はさっぱりわかりません。 とりあえずは拝見してみないと、という思いと、一度見てみたいという気持ちで気軽に受けたのですが、中にはISBN(本の世界共通登録番号)もないのがあって、買取り価格をつけるのがなかなか難しい本も。
写真のいちばん下の「ヘブライ語のすすめ」 、和書で、ヘブライ語の初歩の本。水ぬれの用に思われるヨレがあるので普通は買取り不可なので、勉強?のためってことで、今回は買取り。
他のヘブライ語の本も微妙な政治関係の本もあったのだけど、デザインとして面白いものあって、書込みのないものをのぞいて買い取りました。お売りいただいた方も、ご近所のリサイクル書店では、買い取れない等の返事をもらっていたみたいで、思いのほか喜んでもらいました。
ヘブライ語は、横書きでも右から左に読むので、英語と併記されている本では、微妙なレイアウトがあったり、日本語を知らない人が、カタカナをかっこいいと思うように、シンプルだけど、不思議な形の文字がかっこいいです。一部、リアル店舗で展示販売しますので、興味のある方はぜひ。
買取りをしていて、困るものも少しあるのだけど、今のところ、持ち込んでいただける方のご好意で、断ることが少なくて助かっています。
一応、本であればたいていのものは買取り価格をつけるのだけど(リサイクル書店で引き取らないものだって、販売方法や、転売先を考えて、時には赤字覚悟で買い取ってます) 、中にはどうしても無理な本もあります。
例えば、 全集ものとか、百科事典。購入されたときは、何十万円もしたセットもあって、依頼される方は、少しは値段がつくかなとご好意でもって来てくださるのだけど、残念ながら、とっても難しいのです。まず、場所を凄くとるということ。今の住宅事情では難しいです。また、情報が古いということ、そして今、ものを調べるときに使うものは、百科事典ではなくて、インターネットなのです。そのため、高価だった全集や百科事典に需要が全くなくて、販売することがとても難しい商品になってるので、買取りが出来ないのです。
ちなみに写真も百科事典で、今回の買取りの中に4巻(A〜C)だけ入っていて、英語版の古い白黒版のブリタニカで、前言とは違って、面白いので買い取ってしまいました。さて、どうやって使いましょう。(普通は、百科事典は買い取れないので、誤解されませんように)